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矯正に使うワイヤーの太さってなぜバラバラなのでしょうか?

更新日:2020年6月22日

矯正が始まると歯科医院での定期的に調整が必要になります。きっと通院している歯科医院によって調整の工程は様々だと思うのですが一般的には、

・まずワイヤーを外す

・歯をクリーニングする

・ワイヤーをつける

といったことが行われます。その際に、またワイヤーを使う時や新しいワイヤーが太いときや細いときがあるんです。



太さでどう違うの?

始めは、比較的細くやわらかいワイヤーを使うことが多いのです。

細いワイヤーの良いところは、ワイヤーが細いためしなりやすくデコボコした歯列にも合わせやすくブランケットを固定できる点です。

また、太いワイヤーの良いところは、ワイヤーが太くしっかりしているので歯をしっかりと固定することが出来るのです。細いワイヤーより力を掛けることが出来るというわけですね。


矯正開始時は必ず細いワイヤーなのか?

矯正開始時の歯列には個人差があるため必ずしも細いワイヤーになるといったことはありませんが、開始時はよくしなる弾性の大きな細いワイヤーを使うことが多いですが、歯列のデコボコが最初から少なく割とフラットな場合は初めから太いワイヤーをつける場合もあります。



太いほうがパワーがあるということは・・

治療が進み歯列が揃ってきて隙間もなくなってきたら太いワイヤーになる場合が多いと思います。細いワイヤーより強く力を掛けることが出来ますので歯列が整いやすくなる効果も期待できますね。ただし、ワイヤーの太さや新しいもの交換するかしないかに関係なく歯科医が治療で必要だと思ったワイヤーを使用しているということですので、必ずしも太いワイヤーになったから治療がもうすぐ終わる!というわけではありません。

硬くて太めのワイヤーを将来的に使いたいのであれば、それが入るように少しずつサイズアップしていく必要があるということなんですね。

ただ単純に、初期は細いもの後期は太いものというわけではなく、隙間を閉じる力やねじれをなおす力、上下の歯をお互いに引っ張り合う力など様々な効果を加えていくのが治療ですのでそれに応じてたわんでくれた方が都合が良ければ細いワイヤーを使いたわんでもらっては困るという場合には太いワイヤーを使うのです。


まとめ

・矯正治療で使用するワイヤーの太さは細いもの太いものがある。

・細いワイヤーはよくたわむ。

・太いワイヤーは固くたわみにくい

・どのような太さのワイヤーを使うかは状態に応じた歯科医の判断である

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