できるなら虫歯を削らずに治したい。
虫歯にならないための日常のケア方法が知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. 虫歯を削らずに治療できるケースとは
2. 虫歯にならないための日常のケア方法
2-1 定期的な歯磨き
2-2 酸性のものを食べ過ぎない
2-3 口の中のうるおいを保つ
3. まとめ
■1. 虫歯を削らずに治療できるケースとは
虫歯になる直前の段階ならば正しいブラッシングを指導する程度で削らずに治療できます。
歯はエナメル質というものでできています。
エナメル質が溶け出して穴が空くのが「虫歯」という状態をさしますが、エナメル質が溶け出しているだけでまだ穴が空く前の段階ならば歯を削る必要はありません。
痛みは特になく、歯が白く濁ってくるのが特徴で、この状態で正しいブラッシングを行えば、解け出たエナメル質の成分が自然に戻っていきます。
逆に、エナメル質に穴が空いてしまった場合、ふさがることはありませんので、虫歯治療に入らなければなりません。あくまで初期の段階ならば正しいブラッシング指導程度でよいということです。
■2. 虫歯にならないための日常のケア方法
2-1 定期的な歯磨き
月並みですが、ご飯やおやつを食べたあとは必ず歯磨きを行います。
歯と歯の間や歯茎に食べもののカスがたまって虫歯菌がどんどん増えていき、虫歯や歯茎の炎症がおきてしまうからです。
また、歯磨きは磨く方法によってどうしても磨き残しができてしまうことが多いので、歯科医院でブラッシング指導を受けてきちんと磨けるようにすることが大切です。
2-2 酸性のものを食べ過ぎない
酸味のきいた食べ物は食べ過ぎないようにします。
酸は歯を溶かす作用があり、虫歯だけではなく歯が欠けたり薄くなったりする原因になります。
ただ、まったく食べてはいけないわけではありません。
酸が歯に触れている時間が長いと影響しますので、食べる量を気にかけるのではなく、食べたあとすぐに口をゆすいだり、歯を磨いたりすることを心掛けると良いです。
2-3 口の中のうるおいを保つ
口が乾かないように保湿スプレーを使ったり食事をよくかんで、だ液をしっかり出して口の中のうるおいを保ちましょう。
だ液には殺菌作用だけでなく、歯から溶けでてきたカルシウムをもう一度歯に戻す作用もあります。
■3. まとめ
初期の虫歯は削らなくても大丈夫なケースがあります。
お口の衛生を保つために、酸性の食べ物や乾燥に気をつけて、きちんとしたブラッシングを継続的におこなっていきましょう。
Comments