親知らずは、前から数えて8番目の位置に上下に4本生えてくる歯です。
生えてくる時期も生えてくる状態も個人差があり、綺麗に生えてこない場合には口内トラブルを引き起こします。
そのトラブルの1つが口内炎です。
口内炎の原因が親知らずと知らない人も多いかもしれませんが、抜歯をしてからも親知らずが原因で口内炎ができることもあります。
親知らずと口内炎の関係について解説していきます。
生えてきた親知らずから口内炎へ
親知らずが生えてくる時には歯肉を破って生えてくることになり、既に他の歯が生えそろっている中で生えてくるため、他の歯を圧迫しながらスペースを作ろうと生えてくるのです。
そうすると、真っすぐに生えてくることができずに斜めや横に生えてきてしまうケースもあります。
しかも奥の位置あるため、綺麗に歯を磨くことができません。
そうすると食べかすをのこしたままになり、細菌が繁殖しやすい環境を作って歯や歯肉が腫れてしまいます。
しかも親知らずと頬の肉の位置が近いため、頻繁に粘膜が触れたり噛んだりしやすくなることで粘膜が荒れてしまって口内炎を引き起こしてしまうのです。
抜歯の後にも口内炎?
親知らずを抜いた後にも口内炎になるというケースもあります。
親知らずを抜歯した後は、当日は食事を通常通りには取りにくいものですし、数日間は抜いた部分が気になってしまいます。
個人差はありますが、痛みや腫れを伴うことよってストレスを感じるようになります。
これらが原因になって口内炎を引き起こすこともあるのです。
親知らずが原因の場合の口内炎の治療方法
親知らずが生えてきたことによって口内炎ができてしまう場合には、まず親知らずの上体を確認する必要があります。
綺麗に生えてきており、口内炎以外の問題がない場合には様子を見る可能性がありますが、親しらずが頬の粘膜に接触していて炎症を起こしているケースは抜歯をすることになります。
まずは口内炎が治ることを待つのではなく、歯科医院で診察を受けてください。
ストレスによる口内炎の治療方法
食事が十分に出来ないことや、痛みや腫れを伴うことからのストレスで口内炎ができてしまう場合には、十分に睡眠を取るようにしてビタミンを摂取するようにしましょう。
それでも治りが遅い場合や、他にも口内炎ができてしまう時には抗生物質を飲んだり軟膏を塗るという治療方法もあります。
まとめ
親知らずは虫歯や口臭、口内炎などさまざまなトラブルを引き起こす原因になります。
奥歯付近で違和感を感じた際には、早い段階で歯科医院にて診察を受けるようにしましょう。
虫歯や歯周病が進行してからでは治療も大変なものになってしまうので、早期治療が大切です。
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