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親知らずを抜歯すると小顔になれるって本当?

更新日:2020年8月12日

親知らずを抜歯すると小顔になれるという話しを聞いたことはありませんか?

親知らずを抜くことは、あくまでも噛み合わせや虫歯予防など治療の一環なので小顔にするためのものではありませんが、場合によっては輪郭がスッキリすることもあります。

ただし、誰もが親知らずを抜くことで小顔になれるわけではありません。

どういったケースであれば小顔になる可能性があるのか、また親知らずがどのような影響を与えているのか解説していきます。



親知らずが与える影響

親知らずは、必ずしも歯並びや噛み合わせに影響を与えているとは限りません。

しかし、親知らずが生えてくることによって、前の歯を圧迫して元の歯並びをずらしてしまうのです。

しかも親知らずは大きな歯なので、顎が小さい場合にはまっすぐに生えることができずに斜めに生えてきてしまい、歯並びや噛み合わせに影響を与えます。

噛み合わせに影響を与えると、うまく咀嚼ができなくなるので顎のバランスまで歪んでしまいます。

そうすると、いつの間にか顔の歪みの原因にまで発展し兼ねないのです。



親知らずを抜歯することで小顔になる可能性があるケース

親知らずを抜歯することで、一目で見て分かるほどの小顔になれるというケースは極まれではありますが、少し顔がスッキリしたように感じるということはあり得ることです。

抜歯することで小顔になる可能性があるのは以下のような特徴がある場合です。

エラが張っている

頬骨が出ている

顎の筋肉が張っている

親知らずを抜歯することで、親知らずを支えていた骨が痩せていきます。

親知らずを支える骨は、ちょうど下の歯であればエラに近い部分にあり、上の歯であれば頬骨の下の位置にあります。

これらの骨が痩せることによってエラが張っている場合や頬骨が出ている場合には小顔になる可能性があるのです。

また、奥歯である親知らずを抜くことによって、一番奥に咀嚼する力が伝わらなくなるため顎の筋肉が痩せて小顔になる可能性もあります。



小顔になれるからといって抜歯するものではない

親知らずは小顔になりたいからという理由では抜歯できません。

親知らずがまっすぐ生えてきており、噛み合わせも問題ない状態で、歯ブラシも届くようであれば抜く必要がないのです。

親知らずが斜めに生えてきていることで、歯ブラシが届きにくくなって虫歯や歯茎の腫れが出てくるようなトラブルになる場合に抜歯を行います。



まとめ

親知らずを抜歯することで必ず小顔になれるわけではありませんが、場合によっては小顔になることもあります。

ただし、親知らずを抜歯するかどうかは歯科医院で生え方や歯への影響などを診察してもらってから判断するようにしましょう。

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