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イソジンは歯周病に効く?

更新日:2020年6月22日

イソジン、皆さんも知っていると思いますが、あの有名なうがい薬です。イソジンの主成分は、ポピドンヨードと言うもので、ポピドンヨードかヨードが離れることで、殺菌作用が出るようです。ただ、ヨードは、甲状腺ホルモンに関係するので、甲状腺疾患のある人は、イソジンの使用には、十分注意をしたほうがいいですね。



歯周病は、歯周菌が口の中で増殖した結果、歯と歯茎のの溝などに侵入して、歯茎に炎症を起こし、悪化すれば、歯も溶かし、歯を失うことにもなりかねません。歯周病の予防に必要なことは、歯にこびり付く歯垢や歯石をどれだけ効率よく取り除くかによります。毎日の適切な歯磨きで、ある程度の効果は得られますが、歯周ポケットの奥に潜んでいる歯周菌までは、なかなか取り除くことができません。そこで、イソジンなどの薬用マウスウォッシュを併用することで、より効果が期待できます。


しかし、注意したいのは、その使用方法です。薬用マウスウォッシュなどは、通常、口の中に入れて心地よいものでは、決してありません。それを、口の中に入れて、最低30秒は、口の中で注がなくてはいけません、個人的な意見としては、慣れていないと、かなりつらいかもしれません。うちの子供たちにも薬用マウスウォッシュを使わせていますが、なかなか上手にできません。うちの娘は、10秒も経たないうちに、口から吐き出してしまいます。



“毒だしうがい”という本もでているようですが、毎日3回徹底的にうがいをしなければ、薬用マウスウォッシュの効果が望めないようです。うがいの際は、口の中で、かなり強くうがいしなければ、歯石などの歯にこびり付いたものを取り除けないみたいですね。特に、食事後になどに行うとより効果的です。個人的には、ここまで毎日行うのは、かなり大変ですし、薬用マウスウォッシュなどの味に馴染めないひとや、口の痺れなどを伴うと、なかなか習慣づけることができそうにありません。ただ、慣れるまでは、週に2-3度と決めて行えば、そこまでプレッシャーに感じずに、プラークコントロールができるのでは?と思います。

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