親知らずの抜歯後痛みや腫れから癒されたいと思ったり、手術を頑張ったご褒美に
ヘッドスパやマッサージを行う人もいるかもしれません。しかし、術後は安静が必要です。今回は抜歯後の行動による疑問にお答えしていきます。
1、そもそも抜歯ってどんなことをするの?
親知らずがあることによって痛みや炎症を引き起こす場合、抜歯を行います。この場合の
親知らずは横向きに生えていたり、埋没していることが多いです。このため、麻酔をして
歯ぐきを切開し、骨を削ることで抜歯をします。この場合麻酔が切れた後痛みや腫れがでることがあります。上顎より下顎の方が痛みがでやすいです。
まっすぐ生えている場合は器具を使って抜歯を行います。この方法だと術後の腫れや痛みはほとんどありません。
術後は抜歯箇所の消毒や糸を取り除いて経過を見ます。腫れや痛みが引いても抜歯した穴は数か月は塞がらないので何度か病院にて様子を見ます。
2、抜歯後にしてはいけないこと
抜歯後は生活の中で注意することがいくつかあります。
まずは、抜歯後の穴を触らないようにすることです。歯がもともと生えていた部分は出血
しやすくなっています。血がでないようにかさぶたができますが、触ってしまうとかさぶたが取れ、さらに出血してしまいます。また、穴から菌が入り炎症を起こすこともあるので、穴が気になったとしても舌などで不用意に触らないようにしましょう。
次に、血行を促進する行動を控えるということです。具体的には飲酒や長時間の入浴、
激しい運動などです。もともと出血しやすくなっているので、これらの行為は抜歯をした
当日は行わないようにしましょう。
3、ヘッドスパはOK?
抜歯当日は控えましょう。ヘッドスパによって血行がよくなると出血の可能性があります。
出血が続くと治りが遅くなり、炎症も起こりやすくなります。
また、ヘッドスパは場合によっては顔周りまで施術が及ぶこともあります。腫れている場合はそれだけで痛むので施術中に腫れが悪化する可能性があります。
例え痛みや腫れがないとしても万が一を考えて控えた方がいいでしょう。
ヘッドスパなどのマッサージは医師に相談の上、術後に問題がなくなったら行ってください。
まとめ
歯を抜くという行為は身体にとっても負担があるものです。ヘッドスパなど直接影響が
ないと思ったとしても自己判断で行動せず、少しでも異変や不安があったら医師に
相談しましょう。
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