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歯茎に白い腫れ?!考えられる原因とは

更新日:2020年6月22日

歯茎は健康な状態であれば、ピンク色で引き締まった状態になっています。

歯茎が赤く炎症を起こして腫れてしまうことはありますが、白い腫れを起こしていると深刻な病気ではないかと不安になってしまうでしょう。

歯茎に白い腫れができた場合、どんな病気である可能性が考えられるのでしょうか?



アフタ性口内炎


歯茎の白い腫れは、アフタ性口内炎である可能性が高いです。

アフタ性口内炎は、口の中を噛んでしまった時の傷が感染して炎症したり、ストレスや睡眠不足で免疫力が低下することや、ビタミンBの不足などさまざまなことが原因で起こる一般的な口内炎です。

歯茎が白く腫れたり、頬の裏や唇の内側に生じる場合もあります。

炎症を緩和することができるステロイド剤を投与することで治療もできますが、10日前後で自然治癒するケースも多いです。


サイナストラクト


サイナストラクトは以前はフィステルと呼ばれており、歯茎が白い腫れを起こしたような症状があります。

実際には白い腫れは歯茎の奥に溜まっている膿で、歯の根が炎症を起こすことで膿ができて歯茎に現れている状態なのです。

痛みを感じることはほとんどありませんが、自然治癒するものではないので歯科医院にて根幹治療をする必要があります。

放置すると口臭の原因になりますし、症状が進行すると抜歯しなくてはいけなくなるケースもなるので早期治療が大切です。


良性腫瘍


歯茎に白い腫れの症状がある場合、良性腫瘍もしくは悪性腫瘍の場合があります。

女性ホルモンの乱れによって一時的に発生する場合もありますが、歯の詰め物が合っていなくて慢性的に刺激を受けて発症する場合もあります。

外科的にに切除することで治療できます。



歯肉がん


悪性腫瘍の歯肉がんは、初期症状には痛みを伴うことが少ないため症状が進行するまで放置されることも多くなっています。

不定形の白っぽいできもので、徐々に大きくなっていき、顎骨にまで広がる可能性があります。

そうなると、放射線や抗がん剤治療が難しくなったり、顎の骨を一部切除する必要が出てきてしまいます。

早期発見と早期治療が大切なので、疑わしい症状がある場合には歯科医院や口腔外科のある総合病院で診察を受けましょう。



まとめ

歯茎は歯やその周辺組織の健康状態を表すバロメーター的役割を果たしています。

そのため、歯茎に症状が出ることも多く、少しでも異変があった場合には何らかの病気の可能性が考えられます。

赤い腫れではなく白い腫れの場合は、ただの口内炎の可能性もありますが腫瘍などの病気も考えられるので、白い腫れを見つけた場合には病院で診察を受けるようにしましょう。

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