普段であればピンク色の綺麗な歯茎なのに、歯茎が赤いと不安になりますよね。
歯茎のトラブルの中でも出血や腫れ以外にも、赤くなるという症状はとても多いものです。
歯茎は色で病気を知らせてくれているので、赤くなっているのは何かの病気のサインかもしれません。
どんな病気の可能性があるのか解説していきます。
歯茎の色で健康状態が分かる
口の中の健康状態は、歯茎の色で判断できるケースも多くなっています。
健康な歯茎であれば、薄いピンク色です。
しかし、赤い色や紫や白、または黒などに変色した歯茎は、歯茎や歯が何らかの病気にかかっているかもしれないのです。
歯茎の色がいつもと違うと感じたら、病気の可能性があります。
歯茎が赤くなる原因とは
歯茎の色で健康状態が判断できることが分かりましたが、歯茎が赤い色になっている場合はどんなことが原因に考えられるのでしょうか?
口内炎
口内炎が起こると歯茎が赤くなる場合があります。
その他にも水疱やただれ、白苔などの症状を伴うこともあり、経験したことがある人も多いでしょう。
免疫力の低下によって発生するアフタ性口内炎や、口内ケア不足や刺激によって発生するカタル性口内炎が一般的な口内炎です。
自然治癒することが多いですが、改善が難しい場合には抗菌薬などで治療します。
歯肉炎
歯周病の初期症状である歯肉炎の症状で歯茎が赤くなることがあります。
歯や歯茎に細菌が増殖することで歯茎が炎症を起こすため、赤くなってしまいます。
そのまま放っておくと歯周病に進行してしまうので、歯科医院で歯石や歯垢を綺麗にクリーニングしたり、普段の歯磨きの見直しで予防しましょう。
親知らず
親知らずが生えてきたことが原因になるケースもあります。
親知らずは歯の一番奥に生えてくるため、親知らずが生えてきたことで綺麗に歯磨きができていない場合があるのです。
そうすると、歯垢が溜まり、炎症を起こすので歯茎が赤くなります。
親知らずの周辺部分を綺麗にケアしないと何度も再発するので、抜歯することも考える必要があります。
虫歯
虫歯が原因で歯茎が赤くなることもあります。
虫歯が進行すると、歯の根元部分が炎症を起こして膿が溜まるようになります。
そうすると、溜まった膿が歯茎から出ようとするため歯茎が炎症状態になって赤くなってしまうのです。
根幹治療を行って、根元から綺麗にすることで改善することができます。
骨髄炎
骨髄炎になると、歯茎が赤くなるだけでなく、腫れがひどく顎まで傷みます。
嘔吐や発熱などの全身症状も出るので、抗生物質を長期投与することで治療します。
まとめ
赤い歯茎になってしまった時は、たくさんの病気の可能性が考えられます。
自分では判断が難しいので、放っておくのではなく歯科医院で診察してもらいましょう。
また、普段から正しい歯磨きをすることで予防することも可能です。
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