ママの中で「乳歯に虫歯ができても生え変わるから大丈夫」という話を聞いたことがある人は多いと思います。
たしかに、抜けてまた新しい歯が生えてくるのだから虫歯のことは気にしなくてもいいかな?と感じるかもしれませんが、実は違うんです。
きっちりと乳歯のうちから虫歯対策をしていなくてはいけない理由をお伝えするので、大事なお子さんの歯を守ってください。
乳歯は進行の早い虫歯になりやすい
乳歯と永久歯の大きな違いは、歯の柔らかさです。
乳歯の場合は、エナメル質や象牙質に永久歯のような厚みがなく、もしも虫歯になるとあっという間に進行していってしまいます。
3歳くらいであれば「痛い」と言えても、もっと小さい頃は自分の痛みや辛さを伝えることができないので、ママが気付いた時にはかなり虫歯が進行している、ということもよくある話です。
ほとんどの場合は、1歳7ヶ月くらいから2歳半までの時期に虫歯になりやすく、ここを乗り越えたら虫歯に感染しにくいと考えられています。
だからこそ、ママがしっかりと歯磨きをしてあげましょう!
乳歯で虫歯対策をした方が良い3つの理由
虫歯の原因の多くが、大人のスプーンやフォークなどと共用することによって虫歯菌がお子さんの口の中に侵入することです。
ママとしては、出来る限り虫歯菌を侵入させないように意識していたとしても、歯磨きをしてあげなくては防ぎようもありません。
「生え変わるんだからそこまで気にしなくでもいいのでは?」と思うママも多く、実際小さな子供を歯医者に通わせるのは大変です。
でも、実は放置せずに虫歯対策をした方が良い理由があるので、よく理解しておきましょう。
・虫歯対策をした方が良い理由① 顎の発達が遅れる
乳歯でできた虫歯をそのままにしておくと、食べることがあまりスムーズにいきません。
噛もうとするとそれだけ力が入るので、痛みも感じます。
だから、出来る限り簡単な力で食べようとして、結果的に顎の発達が虫歯のない子よりも遅れてしまうのです。
・虫歯対策をした方が良い理由② 永久歯に影響がある
虫歯があると、歯茎が柔らかくなってしまって歯並びに歪みが生じたり、乳歯がそもそも失われてしまう可能性があります。
そのため、乳歯がまばらになって歯自体が傾き、いざ永久歯が生えてくる時にスペースがなくなり、歯並びがめちゃくちゃになりやすいです。
歯並びが悪くなると噛む力が弱くなりますし、虫歯のせいでそもそも変色した永久歯が生えてくることも多いです。
・虫歯対策をした方が良い理由③ 偏食になる可能性
虫歯は痛みが伴うため、小さなお子さんの場合はどうしても「歯が痛い」と伝えることができずに、食事を拒否します。
本来であれば問題なく噛むことができるような食事内容でも、痛みから食べたくなくなり、噛んでも影響がないような食事しか摂らなくなるので、変食になってしまうかもしれません。
このように、乳歯の間にできる虫歯は今後の永久歯に関わってきます。
永久歯の歯並びが悪くなったり、顎が発達しないなどあれば、歯だけの問題ではなく身体的な不具合も生じてくることも多いので、赤ちゃんの頃から気にかけてあげてください。
まとめ
乳歯の間から虫歯対策をしなくてはいけない理由をお伝えしました。
生え変わる、ということだけが浸透していってしまい、虫歯を軽く見てしまいがちですがしっかりと対策していかないと、今後の永久歯に大きな影響を与えるので、注意しましょう!
てらしま歯科
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