奥歯の歯茎が腫れてる原因は?
腫れを予防するためにできることって何だろう?
あわせて、自分でできる、腫れに対処する方法も知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. 奥歯の歯茎が腫れてる原因は?
1-1 歯周炎によるもの
1-2 歯肉炎によるもの
1-3 歯茎に出来た腫瘍によるもの
2. 腫れを予防するためにできること
2-1 口をゆすぐ
2-2 歯磨き粉を切り替える
2-3 適切な歯磨き
2-4 歯ブラシの切り替え
3. 腫れに対処する方法
3-1 痛み止めを使用する
3-2 うがい薬を使用する
3-3 患部を冷やす
3-4 体の抵抗力をつける
4. まとめ
1. 奥歯の歯茎が腫れてる原因は?
奥歯の歯茎が腫れる原因は主に3つあります。
1-1 歯周炎によるもの
歯周病菌が歯の骨にまで達して増殖している歯周炎だと、歯茎が腫れる場合があります。
1-2 歯肉炎によるもの
歯と歯茎の間にある歯周ポケットに歯周病菌が入り込み、歯茎に炎症が起きている状態で歯茎が腫れることがあります。
1-3 歯茎に出来た腫瘍によるもの
がんや、歯の骨髄に炎症がおきている場合などで、歯茎が腫れるといった症状がみられることがあります。
2. 腫れを予防するためにできること
自宅で腫れを予防するためにできることは主に4つあります。
2-1 口をゆすぐ
食後すぐに歯を磨くことが理想ですが、仕事等のライフスタイルによっては、なかなか磨くタイミングがない時もあるかも知れません。
そのようなときは、口をゆすぐだけでも少なからず菌が増えるのを抑える効果があります。
忙しい方は特に意識してみると良いでしょう。
2-2 歯磨き粉を切り替える
歯周病菌に効果のある歯磨き粉を使用するという方法もあります。
歯磨き粉は味などの好みで選ばれている方もいますが、歯磨き粉に配合されている成分は目的に応じてそれぞれ違います。
口臭を予防するものや歯の白さを際立たせるもの、虫歯を予防するためのものなどさまざまです。
歯茎が腫れる原因の中で、歯周病に関するものが多いので、歯周病菌に効果的な歯磨き粉を使用すると良いでしょう。
2-3 適切な歯磨き
歯並びが悪い場合や奥歯や親知らずは、歯ブラシの毛先が届きにくく、きちんと磨けていない場合が多く、歯周病菌が増えやすい環境にあります。
さらに、自己流の歯磨きの方法だと効果的に歯ブラシを使えていない場合が多く、きちんと磨いたように思えても磨き残しがある場合が見受けられます。
ですので、1度歯科医院で歯磨き指導を受けてみると良いでしょう。
適切な歯ブラシの当て方や磨き方など、その人の磨き方のクセに配慮した指導をしてもらえます。
2-4 歯ブラシの切り替え
たまに毛先が開いたものを使い続けている方がいますが、毛先がきちんと歯と歯の間などに当たりにくいので交換するようにしましょう。
細かい部分まで磨くために歯ブラシのヘッドの部分が比較的小さいものを選ぶと良いでしょう。
歯茎が腫れて血が出ているような場合は、軟らかい毛先のものがおすすめです。
3. 腫れに対処する方法
歯茎が腫れている場合、歯科受診するべきですが、すぐには受診できないこともあるかと思います。
そのような時に、腫れに対処する方法を4つほど挙げておきます。
3-1 痛み止めを使用する
歯茎が腫れている場合、痛みを伴うこともありますので、市販されている痛み止めを使用しても良いでしょう。
もちろん、痛みが消えたり緩和したからといって歯科受診しなくなるのは、歯周病などの悪化を招きますので、かならず受診するようにしてください。
心当たりのある方は、歯周病の予防方法や治療方法、悪化した場合の症状などを解説した、こちらの「【間違っていませんか?】歯肉炎の治し方と予防方法」の記事を参考にしてみてください。
3-2 うがい薬を使用する
うがい薬を使用する方法もあります。
のどが腫れていたり、赤くなっていたりする場合は、うがい薬を使用することがあると思いますが、うがい薬の成分は、歯と歯の間や歯茎にいる菌に対しても効果を発揮しますので、うがい薬を使用しても良いでしょう。
3-3 患部を冷やす
歯茎が腫れている場合、痛みを伴うことがあります。
そのような時は、患部に対して濡らしたタオルなどで外部から冷やすという方法もあります。
血行が良くなると痛みが増すことがあるため、横になるときは頭側を少し高くしても良いでしょう。
3-4 体の抵抗力をつける
体の抵抗力が落ちているときに歯茎が腫れることがあります。
特に寝不足などの生活習慣や、栄養バランスの悪い乱れた食生活などが原因で体の抵抗力が落ちると、菌の影響を受けやすいためです。
生活習慣や食習慣を正すことも大事です。
4. まとめ
奥歯の歯茎が腫れてる原因は、歯周炎によるもの、歯肉炎によるもの、腫瘍によるものにわかれます。
腫れを予防するためには、適切な歯磨きの方法を実践するとともに、必要に応じて歯磨き粉を変更したり、口をゆすぐといったことも大切です。
腫れがあったとしても、すぐに歯科受診できない場合には、適宜うがい薬を使用したり、痛みが伴う場合は、痛み止めの服用や患部を冷やすといった方法も行うと良いでしょう。
腫れの原因について、見た目だけではわからないので、腫れた場合は1度歯科受診してください。
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