赤ちゃんの虫歯を予防する方法とは?
あわせて乳歯が虫歯になると、どのようなデメリットがあるか知りたいと考えていませんか。
本記事では、下記の内容を解説します。
■もくじ
1. 赤ちゃんの虫歯を予防する方法とは?
1-1 食習慣
1-2 生活習慣
1-3 歯医者での治療
1-3-1 定期的に受診する
1-3-2 フッ素で予防する
1-3-3 シーラントで予防する
2. 乳歯が虫歯になった場合のデメリット
2-1 偏食になる可能性
2-2 永久歯の生え方に支障をきたす
3. まとめ
1. 赤ちゃんの虫歯を予防する方法とは?
赤ちゃんの虫歯を予防する方法を、食習慣、生活習慣、歯医者での治療の3項目にわけて解説していきます。
1-1 食習慣
赤ちゃんの虫歯を予防するためには食習慣がとても重要です。
虫歯菌は食べ物の糖分をエサに酸を出すことで、歯を溶かしていくことで虫歯になります。
基本的に、糖分がまったく含まれていないものだけを口にするということは、基本的に無理だと思います。
ですので、食事の時やおやつの時間などで長い時間をかけてダラダラと食べ続けずに時間をきちんと区切り、食後は忘れずに歯を磨くことが大切です。
また、酸性の強い食べ物や飲み物を口に入れると、歯に対してあまり良くはありません。
柑橘系のフルーツや飲み物も時として虫歯につながることがありますので、多少なら問題ありませんが、日々継続的に口にし過ぎないようにすると良いでしょう。
1-2 生活習慣
虫歯予防で大事な生活習慣は、兎にも角にも歯磨きです。
乳歯が生えてきた段階で、どれほど小さくても歯をキレイにしなければ虫歯になります。
永久歯と比べて乳歯は物質的に弱いので、特に虫歯になりやすいという特徴があります。
飲食したら歯磨きをするという習慣をつけるためにも、手間かも知れませんがきちんと歯磨きをすることが大切です。
もちろん、最初は歯ブラシを口に入れると嫌がる子が多いですが、歌を歌ったり、楽しい気分にさせて磨くことも大事です。
強く磨けば痛みで嫌がることもありますので、優しく丁寧に磨いていくと良いでしょう。
また、歯磨きは自己流で磨くと、磨き残しが出てしまう可能性が高いです。
歯の1本1本は形が違いますし、歯ブラシを当てる角度や当て方など、効果的な磨き方があります。
赤ちゃんのためにも、1度歯科医院で歯磨きの指導を受けてみることをおすすめします。
1-3 歯医者での治療
赤ちゃんの虫歯予防に対する治療は大きくわけて3つあります。
順番に解説していきます。
虫歯になってからではなく、予防の段階から定期的に歯医者に受診すると良いでしょう。
虫歯ができた段階だと、歯医者に行くたびに痛みや怖い思いをすることになるので、歯医者嫌いが加速してしまいます。
予防の段階から通っていると、「歯医者は痛くて怖いことをする場所」という意識がつきにくくもなります。
仮に虫歯になっていたとしても早めに見つけることができるので、治療期間も短くてすみます。
フッ素には虫歯を予防する効果があります。
虫歯になりやすい乳歯にはフッ素を塗りますが注意点としては、あくまで予防です。
フッ素を塗れば確実に虫歯にならないというわけではなく、適切な歯磨きがもっとも大切であるという認識が必要です。
シーラントで虫歯を予防することができます。
シーラントとは、奥歯の溝を歯科用のプラスチックなどの素材で埋めることです。
前歯と違い、特に奥歯は歯ブラシをしっかり口に入れることになるため、子供は嫌がりますので、磨き残してしまうことにつながります。
シーラントの素材のなかでも、歯の再石灰化を促進するようなものもあります。
2. 乳歯が虫歯になった場合のデメリット
よく誤解されるのが、乳歯は抜け落ちるので虫歯の治療をしても意味がないと思われていますが、デメリットは確実にあります。
ここでは2つ挙げておきます。
2-1 偏食になる可能性
乳歯が虫歯になって痛みがある場合、きちんと食べ物を噛むことができません。
すると、偏食につながったり、痛みの無い側の歯で噛むことばかりが増えて顎の発達にも影響がでてきます。
2-2 永久歯の生え方に支障をきたす
乳歯が生えている場所の下には永久歯になるもとが存在しています。
この永久歯のおおもとまで虫歯が進行してくると、生えてくる永久歯の形が崩れたり、色が変わってしまう可能性もあります。
乳歯の虫歯だからといって放置するのは危険ですので、きちんと治療していきましょう。
3. まとめ
赤ちゃんの虫歯を予防する方法とは、ダラダラ食べ続けるような食習慣を改善したり、適切な歯磨きなどの生活習慣です。
歯医者でできる予防方法は、定期的な受診やフッ素の塗布、シーラントがあります。
乳歯が虫歯になった場合のデメリットとして、偏食になったり、顎の発達に悪影響がでる可能性や、永久歯の生え方に支障をきたすことが考えられます。
少しでも不安な点があれば、気軽にかかりつけの歯科医師に相談すると良いでしょう。
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